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2007年10月 2日 (火)

青函連絡船から寝台特急へ

1981年に光文社カッパ・ノベルスより刊行された西村京太郎の長編小説『北帰行殺人事件』。青森、北海道で次々と起こる猟奇殺人事件を、警視庁捜査一課の十津川警部と亀井刑事が解決するミステリーです。
事件のカギを握るのは警視庁を退職したばかりの橋本豊元刑事。猟奇殺人事件の被害者達は、その橋本の恋人をレイプした5人組でした。十津川警部は元部下の無実を信じながら、橋本を追います。果たして事件の結末は…という展開です。
刊行された81年当時、北海道―青森間を移動するには青函連絡船が用いられていました。当時はまだ青函トンネルは開通していなかったのです(開通は88年)。物語における第二の殺人は青函連絡船の中で起きることになっています。
今や北海道―青森間の移動手段は、船から寝台特急へと変わりましたねー。

『北帰行殺人事件』は過去に二度、ドラマ化されています。いずれもテレビ朝日『土曜ワイド劇場』にて放送されています。
一度目は82年、二度目は2004年に制作・放送されました。私は04年版のを見たことがあります。04年版ではすでに青函連絡船がないため、新たに寝台特急「カシオペア」が登場します。この他、細かい設定がだいぶ原作と変わっています。
82年版はまだ見たことがないのですが、こちらの方が原作と近い雰囲気だと思われます。DVD化はされそうにないので、再放送を待つしかなさそうです(涙)。Web上の情報によると、今は亡き沖雅也さんが橋本を演じているそうです。

北海道内が舞台ということで随所に道内の観光地が登場します。我がふるさとの滝川市も、特急列車の停車駅案内として登場します。
数多い西村ミステリーの中でも、屈指の傑作です。絶対面白い!と思ってもらえる小説だと思います。

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