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2007年12月 9日 (日)

CD鑑賞記 THANK YOU MY DEAR FRIENDS+1/萩原健一

団塊の世代を代表するスター、ショーケンこと萩原健一。
グループ・サウンズ、テンプターズで一世を風靡し、テンプターズ解散後は俳優として数多くの映画・ドラマで活躍しています。
一方、俳優業と並行して音楽活動も行なっていました。特に1970年代後半から80年代前半までの期間が最も音楽活動に取り組んでいた時期です。
今月5日にその時期に発売されたオリジナル・アルバム6枚が紙ジャケ仕様で復刻されました。今日、その中の一枚である『THANK YOU MY DEAR FRIENDS』を購入してきました。
本作は84年に発売されたアルバムです。前年、大麻所持の容疑で逮捕され、一年に渡って芸能活動を自粛していました。本作はその復帰第一作目であります。
不祥事を起こしたせいなのか、ほとんどがショーケンの私生活を思わせる曲ばかりです。収録曲である「54日間、待ちぼうけ」はおそらく勾留期間を表しているし、「58年5月、別荘にて」は大麻を使っていた次期を表わしていると推測されます。
またジャケット及びライナーノーツの写真でも、ショーケンは警察を挑発しているかのようなポーズをとっています。ケーキをぐちゃぐちゃにしたり、バンドメンバーの上に立ってお尻を突き出していたり…。
           ↓実際の写真
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「反逆のカリスマ」と呼ばれるようになったのはこの頃だったと思われます。
(余談ながら本作のジャケット写真は、2004年に発売された『萩原健一ゴールデン★ベスト』のジャケットにも使用されています)

もっとも本作はショーケンのオリジナルアルバムの中で最高傑作と呼べる存在です。ショーケン自身が気に入っているようで、本作の収録曲は後のコンサートでよく演奏されています。
私自身もショーケンのオリジナルアルバムの中で、本作が一番好きです。本作はこれまでにもCD化されていますが、今回の再発売盤では新たにデジタルリマスタリングが施されました。これは非常に嬉しいことでした。
また再発売に伴い、83年に発売されたシングル「もう一度、抱いて」(オリジナルアルバム未収録)がボーナス・トラックとして収録されてます。なぜか、歌詞がライナーノーツに載っておりません。ちょっと残念…。
そして、本作をもって80年からショーケンのバックバンドを務めていたDONJUAN ROCK'N ROLL BANDは解散となります。本作は同バンドの演奏が聴ける最後のアルバムでもあるのです。

本作の再発売に先駆けて、先月7日には5枚のライブアルバムも復刻されています。そのうちの一枚である『THANK YOU MY DEAR FRIENDS LIVE』は、本作発売からすぐ後にスタジオにて収録されたライブアルバムで、ライブが行われてから5年後の89年に発売されました。またその模様を収録したDVDも発売されています。
このような経緯から、本作がショーケンにとってかなり重要な作品であることがよく分かるかと思います。

2004年に交通事故にて逮捕され、その後恐喝容疑、スピード違反と暗いニュースばかりのショーケンですが、今回の音楽作品の復刻が久しぶりに明るいニュースになったと思います。
ちなみにショーケン自身はこの復刻を知っているのでしょうか?基本的にレコード会社は、アーティストの承諾を得ずにベスト盤などを発売してもいいそうです。というわけで、多分知らないだろうなぁ。

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