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2009年3月27日 (金)

CD鑑賞記 再生/松山千春

北海道を代表するシンガーソングライター、松山千春。
1977年のデビュー以来、フォークソングにこだわり続ける姿勢は多大な支持を受けています。
今回紹介する『再生』は2006年に発売されたデビュー30周年企画アルバムです。二枚組でDISC:1は千春が影響を受けたフォークソングのカバー、DISC:2はデビュー初期の代表曲のセルフカバーという構成になっています。
DISC:1に収録されているカバー曲は「さよならをするために」(ビリーバンバン)、「妹」(かぐや姫)、「春夏秋冬」(泉谷しげる)、「卒業写真」(荒井由美)などで、70年代の名曲ばかりです。それらの名曲が千春が歌うと、一味違うフォークになるなぁと納得できました。
なお、全10曲に及ぶカバー曲の中で千春にとって、もっとも思い入れがあると思われるのは、「私たちの望むものは」(岡林信康)です。というのも千春は「岡林信康から大きな影響を受けている」と公言しているからです。初めて人前で歌った曲が確かこの曲だったはずです。
一方でDISC:2に収められている自身のセルフカバー曲は、オリジナルバージョンより余裕のある歌い方をしていると感じられます。「旅立ち」、「恋」、「季節の中で」、「長い夜」…いずれも素晴らしい曲ばかりだと改めて認識させられます。

封入されている特製ブックレットには、デビューから2006年までの軌跡が記載されています。これまでデビュー20周年の時に発売された『風景』および25周年の時の『季節の旅人』(両方ともベストアルバム)にも同じようにブックレットが封入されていましたが、それらに記載されていなかった軌跡が数多く追加されているのが特徴です。
豪華な構成だけに4500円とやや高い値段ですが、そのお金を出す価値は十分にあるはずです。千春ファンのみならず、音楽ファンなら誰もが満足できるアルバムだと思います。

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