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2009年3月14日 (土)

CD鑑賞記 E.Y.90'S/矢沢永吉

1972年にロックバンド、キャロルとしてデビューして以降、常にロックにこだわってきた男、矢沢永吉。日本のロック音楽界に多大な功績を残し、現在も走り続けています。今年で還暦を迎えるとは思えない活躍ぶりです。
97年に彼の軌跡をたどるベストアルバムが三枚同時発売されました。それぞれ70年代、80年代、90年代を振り返る内容となっています。
今回紹介する『E.Y.90'S』は文字通り、90年代の名曲を集めたものです。「SOMEBODY'S NIGHT」、「PURE GOLD」、「ラスト・シーン」、「東京」、「アリよさらば」、「もうひとりの俺」など矢沢節全開の"本物"のロックナンバーを堪能できます。
これらの曲ももちろん気に入ってますが、特におすすめしたいのが「Anytime Woman」(92年発売)と「バラードよ永遠に」(89年発売)です。前者はキャロル時代に作られた曲で、キャロル解散時のコンサート(75年・日比谷野外音楽堂)で歌われています。が、当時はまだ未完成の状態でした。17年の時を経て完成したのです。タイトなドラムと女性を皮肉った歌詞が印象的です。
一方、後者は89年に「AXIA GT-X」のCMソングとして使われた曲で、シンプルなラブ・ソングですがとても心に響く名曲です。オリジナルアルバムには収録されず、『E.Y.90'S』で初めてアルバムに収録されました。もっと評価されていい曲だと思います。

また本作はCD-EXTRA仕様でパソコンで再生すると、矢沢の名言や秘蔵写真を鑑賞することができます。本作だけでなく、他の二枚のベストアルバムも同様です。
一枚で二度楽しめるわけで、かなりお得な内容ですね。値段も2548円と手ごろだし。

本作以降、矢沢のベストアルバムは再発売を除いて長い間発売されませんでしたが、2006年に『YOUR SONGS』と題したベストアルバムが三枚同時発売されました(翌07年には続編としてさらに三枚発売)。
正直、『YOUR SONGS』は今一つな内容だなという感が否めませんでした。ただの寄せ集めとしか思えず、もう少し『E.Y.90'S』のような工夫が欲しかったなと思います。というわけで、現時点で『E.Y.90'S』が個人的に最高のベストアルバムだと思っております。

昨年はほぼ活動休止状態だった矢沢ですが、今年は還暦を迎えるだけに例年以上に精力的な活動をするのではと予想されます(すでに誕生日である9月19日に20年ぶりの東京ドームでのコンサートが決定しています)。
この人は死ぬまでロックン・ローラーで居続けるのは間違いないでしょうね。

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