CD鑑賞記 TIME TUNNEL/角松敏生
日本におけるAORミュージックの先駆者として知られる角松敏生。
自身の音楽活動以外にもプロデュースや楽曲提供など、多方面で活躍する功績は高く評価されています。
その角松は1993年に"凍結"と題した活動停止を宣言。98年に"解凍"するまで、自身の音楽活動を完全停止しました。
今回紹介する『TIME TUNNEL』は"解凍"後、初のオリジナル・アルバムです。バックミュージシャンには青木智仁、浅野祥之、小林信吾といった角松バンドおなじみの顔触れが揃っています。角松自身もギターやキーボード、プログラミングで演奏に参加しており、自慢のギターソロを披露している曲もあります。
東京の渋谷を歌った「SHIBUYA」、沖縄音楽を取り入れた「風のあやぐ」、アメリカの名ギタリスト、ラリー・カールトンが参加している「崩壊の前日」(阪神大震災で被災した友人に贈った曲)など、角松節全開の曲が収められています。またシークレット・トラックとして、98年11月に本作に先駆けて発売されたシングル曲「Unforgettable」のアルバム・バージョンが収録されています。ブックレットには11曲しか記載されていませんが、シークレット・トラックが収録されているため、実質全12曲となっています。
このアルバムを買ったのは7年前。ちょうど角松の音楽に興味を持ち始めた矢先でした。何気なくレコード店で見つけて買ったものですが、いざ聴いてみるとクオリティの高さに圧巻としたものです。角松のオリジナル・アルバムでは、一番気に入っている作品です。
本作を発売後、角松は「TOSHIKI KADOMATSU 1999 TIME TUNNEL TOUR」と題したコンサート・ツアーを慣行。そのツアーの模様を収録したライブ・アルバム『Voices under the water / in the hall』が同年6月に発売されています。
こちらのライブ・アルバムは『TIME TUNNLES』の楽曲とインストゥルメンタル作品を合体させた異色の作品です。インストゥルメンタルはイルカの鳴き声を表現した音もあり、ヒーリング的要素も含まれる心地よいサウンドとなっているのも特徴です。こちらもあわせて鑑賞すれば、より一層楽しめると思います。
角松公式サイトはこちらです。
(音が出ます。要注意)
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