« 最寄り駅で人身事故が発生していたとは… | トップページ | 酒奉行よいではないか »

2009年10月17日 (土)

CD鑑賞記 AMOSHE/和泉宏隆

T-スクェアのキーボード奏者、和泉宏隆。
1982年にスクェアに加入、98年に脱退するまで数多くの名曲を生み出し、バンドを支えてきました。脱退からしばらくの間はピアノ・ソロ・アルバムの制作に力を注いでいましたが、近年はジャズ・ピアノ・トリオとしての活動にシフトしています。
その和泉が初めてソロ・アルバムを発売したのは88年11月。『AMOSHE』(アムシー)と題されたこのアルバムは、和泉のピアニストとしての才能を存分に発揮した名作です。
全9曲中、8曲が和泉の作曲・編曲で、和泉が演奏しているのはアコースティックピアノ一本のみ。その代わり、凄腕のミュージシャンが彼をサポートしています。鳥山雄司(G)、神保彰(Dr)、高水健二(B)、さらには同じスクェアのメンバーである則竹裕之も参加。日本のフュージョン・シーンをリードしてきたミュージシャンが勢揃いしています。
トップを飾る「DOUBLE RAINBOW」では神保と則竹のツイン・ドラムが聴けます。続く「BLUE FOREST」はタイトル通り、穏やかな雰囲気を醸し出しています。一方で「RESOLUTE」、「EXPLORER」といったスピード感のあるタイトなナンバーもあり、アコースティックとはいえ、かなりバラエティに富んでいることがわかります。
近年の和泉のソロ作品しか知らない人は本作を聴くと驚くかもしれません。

このアルバムが発売された当時のスクェアは全盛期で、バンドメンバー達のソロ活動も盛んでした。ほぼ同時期に安藤まさひろ、伊東たけしもソロ・アルバムを発売しており、和泉のソロ活動もその流れに沿ったものだったのでしょうか。
ただ、他のメンバーと違っているのは、スクェア在籍時に発売したソロ・アルバムは本作だけという点です。その他のメンバーはみな在籍時に複数枚ソロ・アルバムを発売しています。

本作は88年に発売後、一度再発売されましたが、まもなく廃盤。以後、長期間に渡って廃盤となっていましたが、07年6月にDSDマスタリング盤として再発売されました。
知名度はあまりないですが、本作の完成度は非常に高いものです。耳の肥えたフュージョン・ファンでも満足いく内容と言えるはずです。

和泉宏隆公式サイトはこちらです。

|

« 最寄り駅で人身事故が発生していたとは… | トップページ | 酒奉行よいではないか »

「音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 最寄り駅で人身事故が発生していたとは… | トップページ | 酒奉行よいではないか »