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2011年6月14日 (火)

加筆訂正版『凄愴圏』

今月刊行された森村誠一の『凄愴圏』(徳間文庫)。
タイトルは「せいそうけん」と呼びます。いわゆる当て字ですね。ネーミングセンスに定評のある森村ならではのタイトルだと言えます。
あらすじは以下の通りです。

病院長の一人娘で、まばゆい青春を謳歌する女子大生香保里。一方、世の中への関心を失い、ただ漫然と浪人生活を送る三崎。二人が偶然公園で出会ったのが、残酷な運命の発端だった。まもなく香保里が誘拐され、身代金の要求がきた。さらに、捜査陣をあざ笑うように誘拐犯が殺害され、事件はただならぬ様相を呈しはじめた……。

本作は単なるミステリーではなく、ホラーの要素も入っております。読み進めるごとにおぞましい気分になりそうです。
今日から読み始めたのでまだ序盤の段階ですが、すでに物語に惹きこまれています。これから読み進めていくのが楽しみでしょうがないですねhappy01

本作は1980年に講談社より上梓され、これで4度目の文庫化となります。
今回の文庫化に伴い、著者が加筆訂正を行ったと巻末に記されています。ということは初版とは異なる点があるわけですね。いずれ初版と読み比べてみるのも面白いかもしれないですね。

そういえば本作以外にも巻末に「加筆訂正」の一文が載っていた森村の本が複数あります。大概、それらは30年以上前の作品だったように思います。
訂正した箇所は現代では好ましくない表現だったのかな?なんとなくそう思いました。
今は表現などがかなり厳しい時代ですからね…。

何はともあれ『凄愴圏』は間違いなく傑作ミステリーの一つです。
ぜひ森村作品の醍醐味をこの本で味わってみてください。

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