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2013年5月24日 (金)

これぞ企業経営者の鑑:元山一證券の社長・野澤正平氏

1997年11月24日、山一證券が自主廃業を発表し、世間に衝撃を与えました。
大手証券会社の自主廃業だけにそのことだけでも大きく報じられましたが、さらに大きく報じられたのが当時の社長で、山一最後の社長でもある野澤正平氏の記者会見。この会見で野澤氏は、自主廃業について「みんな私ら(経営陣)が悪いんであって、社員は悪くありませんから!どうか社員に応援をしてやってください。優秀な社員がたくさんいます、よろしくお願い申し上げます、私達が悪いんです。社員は悪くございません」と頭を下げ号泣しながら謝罪、そして社員たちをかばったのです。
おそらく日本の企業で、これほど経営者が責任を全面的に認めた事例は他にないんじゃないかと思います。実際、一部ではこの会見は「伝説」とまで言われているそうです。
当時、山一には7700人の社員がおり、全員が廃業によって失業したことになりますが、野澤氏の誠実な謝罪が功を奏し、多くの企業が救いの手を差し伸べ、ほぼ全員の再就職が実現したそうです。
野澤氏自身も山一の廃業後は、IT企業や建設会社の顧問・社長職を歴任、2004年には再び証券会社の社長に就任しました。09年に退陣したことを機に会社経営からは一線を引きましたが、現在も日本各地で行われる営業関係の企業向けセミナーの講師に招かれるなどして活動を続けているとのことです。
いつか野澤氏のセミナーを受講してみたいものですねー。

以下のURLは、野澤氏が04年に証券会社の社長に就任した時に敢行されたインタビューの記事です。10年近く前の記事ですが、一読の価値ありです。

http://www.nikkeibp.co.jp/archives/328/328495.html

この時点で山一の廃業から7年が経過していますが、まだ元社員たちの支援を続けていると語っています。そして、その理由をこう述べています。

山一が廃業に追い込まれなければ、こういう状態(失業)にはならなかったのですから。できる限りの力で支援したい。これは、一生、やらなくてはならないことだと思っています。社長とは、そこまで社員のことを思うべきなんです。

この記事を読んで、「この人こそ企業経営者の鑑だ!」と思いました。企業経営者がこういう人ばかりであれば、もっと日本の経済状況もよくなるのに…とも。
今、大勢いる企業経営者全員に、この記事を読ませたいですね。

あ、ちなみになぜ野澤氏のことをブログのネタにしたのかいうと、昨日偶然にも野澤氏の記者会見の模様をインターネットで発見したからです。で、改めて山一、ならびに野澤氏のことを調べて、上記のことを知ったのです。
インタビュー記事を読んだ時は、心の底から感動しました。今後も記事がネット上に残っている限りは読み続けていきたいです。

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