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2014年10月 8日 (水)

遙かなる山の呼び声

先日、いつものようにゲオに行き、『男はつらいよ』のDVDを借りに行ったところ、運悪く借りる予定のDVDが貸し出し中でした。
「うわっ。ツイてない」と思ったの束の間、「せっかく来たのだから何か借りよう」と思い、選んだのが『遙かなる山の呼び声』です。
1980年に公開されたこの映画は高倉健が主演し、山田洋次が監督しました。この組み合わせは77年に公開された『幸福の黄色いハンカチ』と同じです。
それ以外にも舞台が北海道であること、双方に出演している俳優が数名いる(倍賞千恵子、武田鉄矢、渥美清)ことや、高倉が演じるのが訳ありの男であることなど、共通点も多く、『幸福の~』フリークの私としては馴染みやすかったです。
あらすじは以下の通りです。

北海道東部の酪農の町・中標津。風見民子(倍賞)は一人息子の武志(吉岡秀隆)を育てながら亡夫の残した牧場をひとりで切り盛りしていた。そんなある日、激しい雨の降る夜、一人の男・田島耕作(高倉)が民子の家を訪れ、民子は納屋を提供する。その晩、牛のお産があり、男はそれを手伝うと、翌朝、去っていった。男が再びやってきて、働かせてくれと願い出た……。

最初は正体不明な田島に警戒心を抱く民子ですが、田島の真面目に仕事をこなす態度や武志を可愛がる様を見て、徐々に心を開いていきます。最終的には「もう他人とは思ってない」とまで言うようになり、ずっと3人での生活が続くと思っていた矢先、田島の正体(逃亡中の殺人犯)を知り、愕然とするのです。
ただし、田島の犯した罪は同情の余地があるものであったため、田島が逮捕された後も民子の態度は変わりませんでした。「民子が田島が戻る(刑務所を出る)まで待っている」ことを知った田島が思わず落涙するシーンは感動的でしたね。

この映画の存在は、ゲオでDVDを見つけるまで全く知りませんでした。つまり予備知識がないまま観たわけですが、それが功を奏したと言えます。ここまで感動できる映画とは思いませんでしたので。

本作を見て、高倉健と山田洋次の偉大さを改めて思い知ることとなりました。
両者が携わった作品をこれからどんどん観ていくつもりです。

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