« 北海道が舞台の「西村京太郎トラベルミステリー66」 | トップページ | リメイク版「エスケープホテル3」 »

2016年6月25日 (土)

CD鑑賞記 ココロ・ファースト ~夜のみだらな鳥達~/沢田研二

1986年に発売されたジュリーこと沢田研二のアルバム『ココロ・ファースト ~夜のみだらな鳥達~』。
同年結成されたバンド・ココロを率いての最初のアルバムです。タイトルに"ファースト"と付いているのはそのためです。
ジュリー自身が作詞・作曲を手掛けた「"B"サイドガール」を筆頭に全9曲が収録されています。作詞を除いて、作曲は全てココロのメンバーが手掛けています。
前年発売のアルバム『架空のオペラ』で、煌びやかなロックではなく、ダークなAORサウンドを全面に押し出すという、新境地を開拓したジュリー。本作はその路線を更に推し進めたものです。変わったのはサウンドだけでなく詞も同様で、ジュリー自身の私生活を思わせる私小説風の文言が並んでいます。前述の「"B"サイドガール」がまさにその典型で、当時の夫人・伊藤エミへの惜別とも考えられる歌詞でした(伊藤とは本作発売の翌年である87年に離婚が成立しています)。

実は私が初めて聴いたジュリーのアルバムが本作なのです。
発売された当時、父親が本作のカセットテープを所持していまして、それを時たま聴いておりました。しかしながら、音楽を聴くメディアがカセットからCDへ移行してからは全く聴かなくなりました。昨年に本作がSHM-CDとして再発売され、そちらを買うまでは25年以上聴いていなかったはずです。そのために、本作の収録曲がどんな歌詞やメロディだったのかは全く覚えていませんでしたねcoldsweats01

大半のジュリーファンが最初に聴いたジュリーの音楽は、「勝手にしやがれ」などのヒット曲だと思いますが、私は逆にファン以外誰も知らない曲から入ったという非常に珍しい例です。やはり変わった性質みたいですねsweat01

近年はコンサートで歌われることも少ないと思いますが、本作に収録されている曲はどれも質の高いサウンドです。
世に知られている華やかなジュリーとは一味違う一面を本作にて吟味していただきたいです。

|

« 北海道が舞台の「西村京太郎トラベルミステリー66」 | トップページ | リメイク版「エスケープホテル3」 »

「音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 北海道が舞台の「西村京太郎トラベルミステリー66」 | トップページ | リメイク版「エスケープホテル3」 »