書籍・雑誌

2009年12月 1日 (火)

続・プロレススキャンダル事件史

久しぶりにプロレス本を読みました。
宝島社より刊行された『続・プロレススキャンダル事件史』。元は2004年8月に単行本として刊行され、その後改訂して文庫化。今年10月に新装版として再刊行されました。
主に取り上げているスキャンダルは、伝説のプロレス団体「UWF」の分裂、長州力率いるジャパンプロレスの崩壊、元新日本プロレスのレフェリー・ミスター高橋の暴露本刊行、さらには日本にプロレスを広めた第一人者であるあの力道山の裏話など、プロレスファンにはたまらない話ばかりになっています。中でも天龍源一郎・前田日明のトップレスラーによる対談は特に必見であります。
取り上げられたスキャンダルの大半は知ってましたが、中でも興味を引いたのが新日本プロレスがテレビ中継を東京12チャンネル(現・テレビ東京)で行うプランを描いていたということ。この団体におけるテレビ中継と言えばテレビ朝日ですが、まさかテレ東にも売り込んでいたとは。もしこれが実現していたら、新日本プロレスは今ほどメジャーになっていたかどうか怪しいですね…(当時のテレ東は全国ネットではなかったので)。

第一弾の『プロレススキャンダル事件史』も"濃い内容"でしたが、続編はそれをさらに上回ります。「いやー、これは読んだ価値があったなぁ」と読み終わった時にそう思いましたね。

宝島社からは他にも数々のプロレス本が刊行されていますので、読み比べてみるのも面白いかもしれません。
とりあえず『プロレススキャンダル事件史』は本当におすすめできます!

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2009年10月28日 (水)

江戸川乱歩賞受賞作『高層の死角』

1954年に制定された江戸川乱歩賞。探偵小説を奨励するために制定され、今日では推理作家の登竜門として知られています。
これまで多数の作家がこの賞を受賞してきました。受賞者の大半は、受賞後に推理作家としての地位を確立しています。
今読み進めている『高層の死角』もその受賞作の一つで、作者は森村誠一。かつてホテルマンとして働いていた経験を生かして執筆されたのが本作です。ホテル業界の内部事情を深く描いており、また密室殺人というサスペンスの要素が盛り込まれています。まさに江戸川乱歩賞受賞作にふさわしい作品と言えるでしょうね。

『高層の死角』が刊行されたのは1969年。当時の作風を見ると現在とは違い、やや荒削りさが垣間見えると言えましょうか。最近の作品しか知らない人は、新鮮な気分で読み進められるかと思います。
これまでに森村作品を多く読んできた私ですが、受賞作は読んだことがありませんでした。いわば『高層の死角』がその一つ目となります。
次は日本推理作家協会賞を受賞した『腐食の構造』を読みたいと思います。ただ、この作品は現時点では新品として入手できないので、どこかの出版社が復刊してくれることを期待しています!

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2009年10月19日 (月)

門司・下関 逃亡海峡

西村京太郎の新刊『門司・下関 逃亡海峡』を読み進めています。
2007年12月にトクマ・ノベルズより刊行され、今年10月(つまり今月)に待望の文庫化。あらすじは以下の通りです。

韓国人留学生との浮気を知られた大学講師・篠塚。妻は無理心中を図ろうと部屋に火を放ち、焼死。睡眠薬が検出されたことから警視庁捜査一課の十津川警部は篠塚に疑いの目を向ける。葬儀の途中で姿を消し、愛人と逃亡を図った篠塚を追う十津川。だが、篠塚は警察の追跡を巧みにかわす。韓国への逃亡を阻止しようと必死に追う十津川だが…。

あらすじから想像できると思いますが、本作はミステリーというよりサスペンスの色が濃いです。追う者と追われる者の描写が詳しく書かれているのが特徴で、まさにサスペンス・ミステリーの傑作と言えるでしょう。
またタイトルの『逃亡海峡』というのも粋なネーミングだと思います。一目見て、「これは面白そうだな」と思いましたから。というか、西村作品は面白いのが当たり前なんですけどsmile
まだ全て読んでいません。なので、結末をとても楽しみにしています。

可能であれば、本作をドラマ化してほしいですね。となると、篠塚役は石田純一、韓国人留学生役はユンソナが適任かな?
十津川警部は渡瀬恒彦か高橋英樹ですね。もうこれは定番ですが…。

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2009年9月14日 (月)

今年も絶好調/『杉原爽香』シリーズ

毎年9月に新作が刊行される赤川次郎の『杉原爽香』シリーズ。
この作品の特徴といえば、登場人物が毎年読者と共に歳を重ねるという、シリーズものでは異例の設定です。そして、必ず作品名に色が含まれているのも特徴で、今年の新作は『柿色のベビーベッド』がタイトルとなっています。
『柿色の~』は主人公の爽香に待望の赤ちゃんが誕生する場面から物語が始まります。出産したのもつかの間、すぐに仕事に復帰した爽香は、相変わらず多忙の日々を送っています。その最中、今年もやはり事件に巻き込まれてしまいます。果たしてその事件とは?その詳細はぜひとも本を買って読んでください。

前述した通り、このシリーズは毎年9月に新作が刊行されます。なので、毎年9月をとても楽しみにしています。また爽香に会えると思うと嬉しくて仕方ないですhappy01
なお、今年は"爽香読本"として『夢色のガイドブック』も同時刊行されました。こちらはこのシリーズの軌跡を辿れる本であり、また幼い頃の爽香を描いた短編小説が書き下ろし収録されています。まさにファンにとってはたまらない一冊でしょう。

私がこのシリーズに出会ったのは10年前でしょうか。記念すべき第一作『若草色のポシェット』を読んで、その面白さに取りつかれ、当時の新作まで一気に読み進めたことを覚えています。
著者の赤川氏は多数のシリーズ・キャラクターを抱えていますが、個人的に氏のシリーズものでは『杉原爽香』シリーズが特にお気に入りです。これだけ面白いシリーズですから当然ですねhappy01

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2009年9月 1日 (火)

定期購読にします

吉本興業の月刊情報誌『マンスリーよしもと』が今月より新装され、『マンスリーよしもとPLUS』として生まれ変わります。

詳細:
http://www.yoshimoto.co.jp/myp/

価格が150円から500円となり、ボリュームも大幅にアップされるとのことです。

私は「よしもと友の会」のプレミアム会員であるため、先月までは『マンスリーよしもと』を無料で頂いていました。が、先月半ばにその特典が終了するというお知らせが届いてショックを受けました。特典をとても重宝してましたので…。
幸いに新装第一弾となる今月号は無料で配布されます。それ以降は購入しなければなりませんが、これを機に定期購読を申し込もうと思っています。これなら本屋で直接購入するより若干安いですhappy01

さて、リニューアルされた『マンスリーよしもと』はどんな仕上がりになっているでしょうか。早く読みたいものです。

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2009年8月28日 (金)

『監督たちの戦い』続編を希望

2001年3月に日経ビジネス人文庫より上下巻で刊行された『監督たちの戦い』(浜田昭八著)。歴代のプロ野球監督計16人を取り上げ、彼らの軌跡を辿る本です。
刊行当時、すぐにこの本を購入。緻密な取材と豊富なデータで興味深く読ませていただきました。刊行から8年経過した現在、取り上げられた監督たちはほとんど現役を引退しています。今も現役なのは野村克也(現・東北楽天イーグルス監督)ぐらいです。

著者の浜田氏にこの本の続編をぜひとも執筆してほしいと思っているのですが、今のところ刊行される見込みはないですねぇ。今の現役監督で取り上げるとしたなら、原辰徳(巨人)、落合博満(中日)、梨田昌孝(日本ハム)かな?いずれも優勝監督で、チームを立て直すことに成功したからです。浜田氏の視点からは、彼らはどのように見えていたのか、興味深いなぁ。

これまでプロ野球関係の本は30冊近く読んでますが、何度も何度も繰り返し読んだのは『監督たちの戦い』が最多です。続編が出版されたら、即座に購入すると思います。

なお、『監督たちの戦い』は現在絶版です。これも非常に惜しいことです。秀逸なスポーツノンフィクションの傑作なのに…。

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2009年8月11日 (火)

新幹線ミステリー

森村誠一の新刊『新・新幹線殺人事件』(光文社文庫)を読み進めています。1985年12月に新潮社より刊行され、今回で三度目の文庫化となります。
この作品は70年8月に刊行された『新幹線殺人事件』の続編にあたります。一部のキャストは継続して登場しています。新幹線の中で殺人事件が起きるのは共通していますが、被害者は大きく異なります。第一弾が芸能プロダクションの幹部だったのに対し、第二弾は不動産ブローカーが被害者となっています。どちらにしろ、本格派推理であることは間違いありません。また傑作であることも同様です。
森村氏の作品を読んでいくうちに、自然と『新幹線殺人事件』と『新・新幹線殺人事件』の存在を知りました。どちらも早く読みたかったのですが、その時点では絶版でした。
それから数年たって『新幹線殺人事件』が新装版として光文社文庫より復刊された時は喜びました。「やっと読める」と感無量でした。発売後、即座に入手し、あっという間に読み終えたことを覚えています(なお、『新幹線殺人事件』は08年5月に角川文庫からも復刊されました。現在、書店で入手しやすいのは角川文庫版の方になると思います)。
一方、『新・新幹線殺人事件』はなかなか復刊されず、待ちわびていたのですが、今月になってようやく復刊。こちらも即座に入手し、読み進めている最中です。

世間的な知名度は低いかもしれませんが、どちらも秀作の推理小説です。本格派推理の入門編としても最適です。
また、"新幹線ミステリー"の代表格ともいえるでしょうか。

森村氏にぜひとももう一作、新幹線ミステリーを書いていただきたいなぁと勝手に思っておりますsmile

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2009年6月29日 (月)

顔のない刑事シリーズ

久しぶりに太田蘭三氏の著書を入手しました。
入手したのは今月刊行されたばかりの『尾瀬の墓標 顔のない刑事・単独行』(角川文庫)です。1981年に祥伝社ノン・ノベルより書き下ろし刊行され、85年に文庫化。今回で二度目の文庫化です。著者の代表作『顔のない刑事』シリーズの第二弾です。
太田氏が生んだ名キャラクターといえば推理作家の釣部渓三郎、警視庁北多磨署強行犯係の蟹沢警部補と相馬刑事などが有名ですが、『顔のない刑事』シリーズの香月功も根強い人気があります。
本作は題名通り、尾瀬にて殺人事件が発生するストーリーとなっています。「殺人の被害者は二人の男女で、いずれも拳銃で射殺。捜査を開始した香月はやがて事件の背後に暴力団の存在があることを突き止め、有力容疑者を追い詰めるが…」というのが大まかなストーリーです。
とはいえ、まだ序盤しか読んでおらず、主人公の香月自体が登場していない有様ですcoldsweats01読み終わるのは早くて一週間ぐらいかな?

『顔のない刑事』シリーズの記念すべき第一弾は7年前に読んでいます。第二弾以降も随時読んでいきたいと思っていたのですが、タイミングを逃していました。7年の月日を経て、再びこのシリーズを読むことになり、感無量の気分ですhappy01

本シリーズの特徴として、他の太田作品と比べると、サスペンス色が強いことが挙げられます。前述した釣部渓三郎や蟹沢警部補が主人公の作品では、随所にユーモアが散りばめてられている作風なのですが、本シリーズはそういう部分が少ない構成となっています。
他の推理作家と比べて、作品の数は少ないですが、太田氏の推理小説も非常に面白いです。まだ読んだことがない方はぜひ一度お読みくださいませ。

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2009年6月 9日 (火)

十津川警部 海外事件簿

作家・西村京太郎氏の新刊『韓国新幹線を追え』(光文社文庫)を読み進めています。
2005年12月に光文社カッパ・ノベルスより刊行され、先月に待望の文庫化となりました。主人公は西村作品ではおなじみの警視庁捜査一課の十津川警部。韓国新幹線「KTX」を舞台にした日本側特使の「暗殺計画」を阻止するというストーリーです。本作の執筆にあたり、西村氏は現地取材を敢行。その結果、険悪な日韓関係と韓国が抱える社会問題が本作のモチーフとなりました。
まだ半分しか読んでおりませんが、徐々にサスペンス色が強まってきている展開にワクワクしています。さて、結末はどうなるのでしょうか?

主に日本国内を捜査している十津川警部ですが、『韓国新幹線を追え』のように海外でも捜査を行っています。例をあげれば『パリ発殺人列車』(フランス)、『シベリア鉄道殺人事件』(ロシア)、『上海特急殺人事件』(中国)など。また台湾を舞台にした『海を渡った愛と殺意』では、西村氏の盟友・山村美紗氏が生んだ名探偵・キャサリンと共演を果たしています。
本来ならば東京都内だけを捜査する身なのに、日本国内だけでなく世界も捜査している十津川警部は日本一多忙な刑事ですねsmile

西村氏は今年79歳となります。御大の年齢なのに、現在も積極的に執筆活動を行っており、勢いは衰えそうにありません。
彼のファンになってよかったと心から思っていますhappy01

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2009年6月 1日 (月)

森村誠一の大作『星の旗』

現在読み進めている森村誠一の『星の旗』。1994年1月に光文社カッパ・ノベルスより刊行されたアクション小説です。先月に角川文庫より刊行されました。文庫化は二度目となります。
上下巻で700ページ以上に上る大作です。主人公は元特攻隊員の老人・木島。彼の愛する娘一家が暴力団の餌食となります。木島はかつての戦友たちを集め、暴力団に復讐するための緻密な計画を立てる…というのが大まかなストーリーです。
森村作品の大半は本格派推理、社会派推理、もしくは時代小説などですが、本作はその中でも稀なアクション小説です。格闘シーンや銃撃シーンなど盛りだくさんな内容となっています。
これまでにも上下巻となっている森村作品は何作か読んでいますが、本作がその中でも最も面白い!と思える作品です。上巻をあっという間に読み終わり、下巻を読み進めている最中ですが、今週末にも読み終える予定です。

同じく上下巻で本作より5年前に刊行された『星の陣』という作品があります。こちらもアクション小説なので、いずれの機会に読みたいですね。今のところ、こちらは絶版ですが、どこかの出版社が後に文庫化してくれると期待していますhappy01

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