書籍・雑誌

2019年2月17日 (日)

7年ぶりに読む門田泰明のサスペンス小説

今月、光文社文庫より2冊同時刊行された『応戦 たった一人の勲章』(第1巻と2巻が同時刊行)。作家・門田泰明が著したサスペンス小説です。
門田と言えば、良くも悪くも迫力ある文章で知られる作家です。代表作は『特命武装検事・黒木豹介』シリーズで、あまりにも荒唐無稽な内容が賛否両論となっていますが、それが逆に魅力となって多くの読書家を虜にしています。
その門田は近年は時代小説を中心とした執筆活動を行っていましたが、今回の『応戦』で久々にサスペンス小説を書いてくれました。
主人公は高級秘密情報官(本作に登場する架空の肩書き)の朝倉一矢。日本で開催されていた国際会議の席上で各国の要人を狙うテロが発生、朝倉がその真相を突き止めるべく奔走するという、いかにもサスペンス小説にありがちな展開です。これに加え、門田特有の文章が独特の色を出していると言えます。代表作である『黒豹』シリーズと比べると、作風はかなり穏やかですが、それでも緊迫感が漂っているのが分かります
今日、第1巻を読み終わったので、続けて第2巻を読み始めました。この2巻で『応戦』は終わりかと思っていたのですが、まだ続きはあるのです。第2巻の終わりに「次巻に続く」との表記がありましたので。

その次巻がいつ刊行されるのかまだ不明ですが、とりあえず終わるまでは読み続けるでしょうね。なんやかんや言いながらも楽しんでますからhappy01

なお、門田の小説を読むのは、2012年刊行の『続・存亡』以来、実に7年ぶりでした。
前述したように近年は時代小説の執筆に専念しており、現代ものがほとんど書かれていなかったので、読む機会がなかったのです。
おそらく時代小説も面白いんでしょうけど、門田の文体で書かれた時代小説は敷居が高かったので、読みませんでしたcoldsweats01いつかは時代小説も読みたいです。

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2019年2月 5日 (火)

多大な影響ありの天牛堺書店破産

昨日、某ブログで知った衝撃的な事実。それは大阪府内でチェーン展開していた「天牛堺書店」が先月28日に破産していたことです。
ニュース記事を検索したところ、↓が見つかり、事実であることを確認しました。

詳細:
https://www.sankei.com/west/news/190128/wst1901280024-n1.html

これは本当にびっくり仰天でしたね。自分の生活範囲内に複数の天牛堺書店があっただけに尚更衝撃度が大きいです。
以下は関わりのあった天牛堺書店の店舗です。

天下茶屋店(大阪市西成区/南海本線・高野線天下茶屋駅)

粉浜店(大阪市住吉区/南海本線粉浜駅)
イオンモール堺鉄砲町店(堺市堺区/南海本線七道駅)
堺東高島屋店(堺市堺区/南海高野線堺東駅)
北野田店(堺市東区/南海高野線北野田駅)

※()は所在地と最寄り駅

特にイオンモール堺鉄砲町店と堺東高島屋店は利用頻度が高かっただけに、残念な思いでいっぱいです。そういえば、先週南海電車の車窓からイオンモールの外壁の看板を撤去している作業員を見かけましたが、まさかそれが天牛堺書店のだったとは思いもよらず…。
また、堺東の店舗の閉鎖も影響度大でしょう。なんせ堺東にある唯一の書店でしたから。
堺東は堺市を代表する繁華街ですが、現時点で書店が一つもないのです。高島屋としても書店がなくなったことは大きな痛手だったのではないでしょうか。

この2箇所には早く別の書店が入居してほしいと思います。ブックファーストか丸善あたり、入居してくれないかなー。
このように天牛堺書店の破産は、自分にとっては多大な影響でした。こんな日が来るとは夢にも思わなかったなぁ。

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2019年1月28日 (月)

今野敏の人気シリーズが待望の映画化

作家・今野敏の人気シリーズ『任侠○○』。文字通り、ヤクザの組織が様々な問題を抱える学校や病院などを建て直していくという、異色の内容が特徴です。少しコメディの要素も入っているのも魅力的で、現時点で全4巻刊行されてますが、いずれもベストセラーとなっています。

そして、このシリーズ待望の実写映画化が決定しました。映画化されるのは第2作目となる『任侠学園』でタイトルもそのままです。
西島英俊と西田敏行が主演を務めます。公開は今秋とのことです。

詳細:

https://www.cinematoday.jp/news/N0106404

すでに公式サイトもオープンしています。
https://www.ninkyo-gakuen.jp/

思いっきり笑えて、思いっきり感動する、世直し“痛快”エンターテインメント!」とのキャッチコピーから、原作の世界観が再現されていることが窺えます。また、映画オリジナルの要素もあるでしょうから、そちらも楽しめると思っています。

今野原作の映画が製作されるのは『ST 赤と白の捜査ファイル』(15年公開)以来です。こちらは公開当時に映画館で観ておりますが、『任侠学園』ももちろん観に行きます。

そして、『任侠学園』がヒットしたら、それ以外の『任侠』シリーズも映画化してほしいですねー。実際の興行収入は公開されてみないとわかりませんが…。

早くも秋に観に行く映画が決まりましたhappy01

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2019年1月16日 (水)

北朝鮮がなぜおかしくなったのかが分かる本

今年最初に買った本は以前に当ブログで紹介したことのある『金正日秘録-なぜ正恩体制は崩壊しないのか』(産経NF文庫/著者:李相哲)でした。
この本を買ったのは、これを読めば北朝鮮のことがわかると思ったからです。実際に読んでみて、なぜここまで北朝鮮はおかしくなったのかがよく分かりましたね。何もかも題名にある金正日のせいだったんです。
とにかく傲慢かつ自己中心的な人物であることが詳細に書かれています。自分に意見を申し立てる人物を即座に処刑する、周囲をイエスマンで固めるなどなど、何でも自分の思い通りにしたんですね。これを正日の後継者である金正恩はもろに模倣したと言えます。いや、むしろ正恩の方が残虐かもしれません。処刑の方法は機関銃で数百発の銃弾を浴びせた上、遺体を火炎放射器で焼き切ったという話もあり、それを知った時は背筋がゾッとしましたね。よくそんな処刑方法を思いつくものだと…。

まぁ、正日および正恩がこのような人物になったのは彼らの父・祖父である金日成のせいと言えます。幼少時代の正日を無下に扱ったそうですから、この時の屈辱が全て後の独裁者気質に繋がったのでしょう。

金一家のDNAが受け継がれる限り、北朝鮮がまともな国になるのは永遠に無理のような気がします。どこかでこれを断ち切らなければいけないでしょうね…。
そんなことを本書を読んで思いました。

また、北朝鮮の本が文庫になったら読むつもりです。次はいつになるかなぁ。

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2019年1月 3日 (木)

2018年末に届いた訃報

すでに一週間近くが経ってますが、昨年末に悲しい訃報が届きました。

「赤かぶ検事」シリーズの作家、和久峻三さんが死去
https://www.sankei.com/life/news/181229/lif1812290028-n1.html

法廷ミステリーの第一人者であった和久さん。数多くのシリーズキャラクターを生み出しましたが、そのほとんどは検事や弁護士が主人公でした。そして、主人公はみな人情派であったことが特徴でした。
和久さんの作品を読むようになったのは15年ぐらい前でしょうか。当時はまだまだ健筆で年に複数新作を刊行し、旧作の再刊も盛んでしたので、容易に作品を入手することが可能でした。最初に読んだのは「赤かぶ検事」シリーズのいずれかだったと思いますが、今となっては記憶が曖昧ですcoldsweats01
分かっている限りでは彼の作品は38冊読んでいます。その中には最期の作品となった『恐るべし 少年弁護士団』(2014年10月刊行)も含まれています。こちらも「赤かぶ検事」シリーズの一作でした。

思えば、『恐るべし~』の後は新作はおろか、旧作の再刊もストップし、和久さんの作品を正規で入手することはほぼ不可能になりました。
今後、逝去に伴っての旧作再刊はあるでしょうか。まだまだ読んだことのない作品が多数あるので、追悼の意をこめて旧作を再刊してほしいという思いがあるのですがねぇ。ここは各出版社に委ねるしかありません。

和久さんのご冥福を心よりお祈りいたします。合掌

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2018年12月24日 (月)

北朝鮮に関する書籍では初めて読む本になるかも?

今年7月に創刊された産経NF(ノンフィクション)文庫。文字通り、ノンフィクション作品を文庫化したものとなります。
毎月1~2冊刊行されており、すでに7冊が刊行済みとなっています。そのうちの1冊である、『金正日秘録-なぜ正恩体制は崩壊しないのか』(著者:李相哲)を先日書店で見つけました。少し立ち読みしてみると、自分が知りたい北朝鮮の話が結構載ってそうな感じでしたので、これを来月読む本の候補の1冊にしようと思いました。
数年前から北朝鮮情勢(特に日本人拉致問題)に関心を寄せている私ですが、今のところ北朝鮮に関する書籍は1冊も読んでません。なので、これが最初に読む"北朝鮮本"となるはずです。
北朝鮮という国はベールに包まれている点が多いと個人的に感じています。メディアでは断片的にしか報じられないので、詳細に記されているこちらの本は知らないことを沢山知ることができるのでは?と期待しています。

考えてみると、金正日体制となってから北朝鮮情勢がメディアで取り上げられることが多くなったように思います。前任である金日成は、まだ好意的に見られることがありますが、正日および日恩は北朝鮮以外ではほぼ確実に批判されます。その理由もこの書籍を読めばわかるんでしょうね。

どうやら年明け早々、かなり重い内容の本を読むことになりそうですcoldsweats01

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2018年12月 9日 (日)

プロ野球「悪党」読本

今年10月に文庫ぎんが堂より刊行された『プロ野球「悪党」読本』(著者:手束仁)。文字通り、球界の悪党たちの論評であり、"球界の「常識」をブチ壊した55人の猛者(もさ)たち"とのキャッチコピーが記されています。
どんな猛者が紹介されているのかというと、まず江川卓が挙げられています。更に清原和博、伊良部秀輝、堀内恒夫などなど。日本人選手だけでなく、外国人選手や球団フロントも対象として挙げられています。
実際に挙げられた猛者たちの顔ぶれを見ると、確かにこの人たちは悪党だなと思います。特に渡邉恒雄、堤義明はまさにそうでしょう。この2人にどれだけの球界関係者が犠牲になったかは計り知れないですね。

これもまた面白い本だろうなーと思いましたので、購入を前向きに検討しています。うまくいけば今月中に購入できるかも。

そういえば、昨年もほぼ同じ時期にプロ野球の本(米谷紳之介『プロ野球 奇跡の逆転名勝負33』/彩図社文庫)を買っています。
もし『プロ野球「悪党」読本』を今月中に買ったら、2年連続12月にプロ野球の本を買うことになります。別に大したことでないけどsweat01

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2018年11月26日 (月)

『男はつらいよ』の小説版

今年9月に講談社より単行本として刊行された『悪童 小説 寅次郎の告白』。映画『男はつらいよ』の小説版であり、映画版の原作・監督を手がけた山田洋次自らが執筆しています。
内容は主人公の車寅次郎が自身の半生を一人称で語るというもの。つまり"寅さん節"全開の小説なのです。こちらのサイトより冒頭の部分のみ読んでみましたが、間違いなく寅さんが語っているものとなっていました。
本作は、かつて講談社より刊行されていた『男はつらいよ 寅さんDVDマガジン』に連載されていた『けっこう毛だらけ 小説・寅さんの少年時代』を単行本化したものです。単行本化にあたって大幅に加筆・訂正されているとか。
来年に50周年を迎えるだけに、良いタイミングでの単行本化であると言えます。

とはいえ、私がこの本を入手するのは当分先。なぜなら、文庫本で安く購入したいからです。よって、文庫化されるまで読めませんcoldsweats01

まぁ、文庫化されるのは間違いないでしょう。なんせ国民的映画の小説版ですから。
文庫になるのは早くて再来年の秋かな?と予測しています。

ちなみにこの本の存在を知ったのは、つい数十分前でした。ネット通販のアマゾンにて偶然見つけるまで知らなかったのです。
『男はつらいよ』のファンであることを自称してるのに、なぜ刊行から2ヶ月も存在を知らなかったんでしょうか。ファン失格ですねsweat01

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2018年11月13日 (火)

2018年12月刊行『敏腕編集者ぶたぶた』

作家・矢崎在美の代表作『ぶたぶた』シリーズ。
毎回、ぶたのぬいぐるみである主人公・「ぶたぶた」が様々な業界人になり、その活躍を描くユーモア小説です。大概は悩める人物が登場し、それをぶたぶたが救うというストーリーです。荒唐無稽な展開も多いのですが(そもそもぶたのぬいぐるみが主人公ということだけでも荒唐無稽coldsweats01)、最後はハッピーエンドで終わるのが魅力的かつ心が癒されるんですね。
そんな『ぶたぶた』の最新作が12月に刊行されます。新作のタイトルは『敏腕編集者ぶたぶた』であり、今度は出版社で働くぶたぶたの姿を描くようです。なお、このタイトルは"仮"なので、実際の刊行時には変わっている可能性があります。

肝心のストーリーは現時点では発表されていません。予測ができるかといえば全くできません。主人公がとても特殊ですからねsmile
まぁ、これまでの作品はみな面白かったので、次も面白いこと間違いなし!と思ってます。

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2018年10月16日 (火)

今野敏の警察小説シリーズ最新刊続々刊行

今月刊行されたばかりの今野敏の新刊『継続捜査ゼミ』(講談社文庫)。元刑事の男が女子大生5人と共に未解決事件を捜査するという、異色の警察小説です。
本作は2016年10月に講談社より単行本として刊行され、今月文庫化されました。くしくも今月は『継続捜査ゼミ』の第2弾が単行本として刊行されており、そのタイミングにあわせての文庫化と言えそうです。
今野敏と言えば、多彩なジャンルの小説を手がけることで知られていますが、特に警察小説の人気が高く、数多くのシリーズを持っています。『継続捜査ゼミ』はまた新たなる警察小説のシリーズです。
近日中に買って読むつもりです。というか、買わないわけにいかないhappy01

来月は『倉島警部補』シリーズの最新刊『防諜捜査』(文春文庫)、『隠蔽捜査』シリーズの最新刊『去就』(新潮文庫)が刊行されます。どちらも人気シリーズであり、読む者を飽きさせない魅力があります。もちろんこれらも読みます。

創作活動が絶好調である反面、ここ数年は今野作品の映画・ドラマなどの実写化が少なくなっています。昨年は単発の2時間ドラマが2本制作されただけでした。
また、佐々木蔵之介主演の連続ドラマ『ハンチョウ』をやってくれないかなぁ。

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