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2017年4月18日 (火)

5年ぶりの刊行となる赤川次郎のショートショート集

今年2月に刊行された赤川次郎の『招待状』(光文社文庫)。一言で言えばショートショート(ごく短い小説のこと)集であり、全27編が収録されています。
赤川のショートショート集が刊行されたのは実に5年ぶり。2012年に同じく光文社文庫より刊行された『指定席』以来となります。
近年は杉原爽香シリーズ以外の赤川作品はほとんど手に取ってない私ですが、『招待状』は読んでおくつもりです。赤川のショートショートはとても楽しく読めるのでhappy01
実は初めて読んだ赤川の作品がショートショート集でした。これが実に面白く、笑いがあれば感動もある。非常に短いながらもきちんとしたストーリーが構成されていることに感心しました。それ以降、ショートショート以外の赤川作品も読むようになりました。が、前述の通り近年は一つのシリーズを除いて、ご無沙汰状態です。なんせ作品数が多い(すでに600作を突破している!)ので、全部読んでいたら他の作家の作品を読めなくなりますからcoldsweats01

すでに刊行から二ヶ月が経過していますが、まだ入手していません。まぁ、すぐに絶版になることはないだろうし、店頭で入手できなくなったらアマゾンで買えばいいので、焦ることはありません。
少なくとも年内には入手できるでしょう。

今度のショートショート集では、どのようなドラマが繰り広げられているのでしょうか。読むのが楽しみだなー。

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2017年4月 1日 (土)

読了:『小説「聖書」: 旧約篇』上下

今年2月と3月に上下巻が刊行された『小説「聖書」: 旧約篇』(徳間文庫カレッジ)。
アメリカの文学者、ウォルター・ワンゲリンが『旧約聖書』を小説に書き直したもので、1998年に刊行されました。一度文庫化されてますが、まもなく絶版となりました。そして、今年2月と3月に再刊されたのです。
昨年からキリスト教に興味を持ち、実際に教会に行き、礼拝にも参加している私ですが、聖書には断片的でしか触れたことがありません。いずれは聖書そのものを読まないと…と思っていた矢先、本書の再刊を知って即座に購入を決めました。

上下巻合わせて1000ページ近いボリュームがあります。よって、読み終わるまで少し時間がかかりましたが、今回の帰省時に合わせて読了することができました。
キリスト教の発祥の地、イスラエルとその周辺(つまり地中海に近いところ)を舞台に様々な人間模様が描かれます。様々な物語が展開されますが、「主要登場人物が必ず神を信じている」ことが主軸となっています。
はっきり言って展開される出来事は、決して綺麗事ではありません。が、神を信じることで必ず救われると説かれています。

前述したように1000ページ近いボリュームのため、読み終わるまで時間がかかるのが難点です。しかし、読む価値は十分にあると感じました。
お次は新約聖書の小説版である『小説「聖書」新約篇』を読む予定です。これもボリュームがあるため、読むのは次の帰省時(今年9月半ばを予定)に合わせようと思っています。

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2017年3月14日 (火)

刑事ものと格闘ものを融合させた異色の小説

今月、徳間文庫より刊行された今野敏の『虎の尾 渋谷署強行犯係』。人気シリーズの通算4作目にあたります。
『渋谷署強行犯係』の副題から分かる通り、本作は刑事ものです。もっとも単なる刑事ものではありません。格闘ものの要素も含まれているのです。
主人公・竜門光一は整体師ですが、格闘技の有段者でもあります。渋谷署強行犯係・辰巳吾郎は何かしら事件が起きると、必ず竜門の元を訪れ、彼の協力を仰ぎます。その事件は必ず格闘術が絡むので、有段者である竜門に意見を乞うのです。最初はあしらう竜門ですが、辰巳の巧みな話術に乗せられ、結局事件解決まで辰巳に付き合ってしまうというのがこのシリーズの大まかなストーリーです。
『虎の尾』においても同様なパターンでありますが、やはり面白い。作者の得意とする格闘の描写は健在ですねー。いわば本作は刑事ものと格闘ものを融合させた異色の小説なのです。
前述したように、本作はシリーズものですでに4作目までが文庫化されています。刑事ものと格闘ものが好きな方にはうってつけですねhappy01

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2017年2月18日 (土)

更に2冊再刊『小説 聖書』

先日、当ブログにて紹介した『小説「聖書」 旧約篇上』(徳間文庫カレッジ)。旧約聖書の小説版です。
その紹介記事の中で、「いずれ新約聖書の小説版も再刊されるのでは?」と書きましたが、そうなることがわかりました。また、旧約編の下巻も再刊されることがわかりました。
来月に旧約編の下巻(正式名称は『小説「聖書」 旧約篇下』)、再来月に新約聖書の小説版(正式名称は『小説「聖書」 新約篇』)がそれぞれ徳間文庫カレッジから再刊されます。

詳細:
旧約篇下→https://honto.jp/netstore/pd-book_28283246.html
   新約篇→https://honto.jp/netstore/pd-book_28340192.html

というわけで、当初は来月に購入予定だった『旧約篇上』は今月中に購入することにしました。早く読まないと、あとの2冊に追いつけないのでcoldsweats01

まぁ、この3冊を読むことにより、完全ではないにしても、旧約聖書・新約聖書の世界観が理解できるかと思います。また、それにより今毎日しているお祈りについても、より一層深い意味をもってできるはずです。礼拝に行く理由もぐっと深まるでしょうね。

一つ難色を示すなら、3冊とも文庫とはいえ、若干価格が高めです(全て1000円以上)。
というわけで、購入は全てオンライン書店の「honto」にします。こちらならWebクーポンが使えるので、少し安く買えるんですsmile

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2017年2月 6日 (月)

再刊された『小説「聖書」: 旧約篇上』

先週末に本屋に行った際に見つけた『小説「聖書」: 旧約篇上』(ウォルター・ワンゲリン著・仲村明子訳/徳間文庫カレッジ)。
文字通り、聖書の小説版です。1998年にハードカバーとして刊行、2000年に文庫化されましたが、後に絶版。今回、徳間文庫カレッジより再刊されました。
何度か当ブログに書いているように、昨年からキリスト教に興味を持った私にとって、うってつけの本でしょう。「そろそろ聖書も読まないと」と思っていた矢先に、本書の再刊を知りました。本当の聖書ではありませんが、その予習として読んでおくべきと思いました。
即座に購入…と言いたいところですが、どうせ買って読むのなら来月末にするつもりです。というのも、来月末に帰省するからです。帰省中は交通機関を使う時間が長いため、必然的に読書の時間となります。
489ページとボリュームがあるので、帰省中に読むにぴったりですねhappy01

タイトルに『旧約篇』とあるように、本書は旧約聖書の小説版です。
「なら新約聖書の小説版もあるのでは?」と思ったところ、存在しました。そちらは同じく98年にハードカバーとして刊行されています(こちらも現在は絶版)。
いずれ、新約版も徳間文庫カレッジから再刊されるかもしれません。ぜひそうなってほしいですね。

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2017年1月13日 (金)

早くも9巻目:『隅田川御用帳』シリーズ

今月刊行されたばかりの『紅椿:隅田川御用帳(九) 』(光文社時代小説文庫)。作家・藤原緋沙子の代表シリーズの文字通り、9巻目です。
もともと廣済堂文庫より刊行されていたシリーズで、昨年より光文社文庫から再刊されています。毎月1巻ずつのペースであり、「前代未聞の16ヶ月連続刊行!」と宣伝されています。そのために、毎月買って読んでいます。9巻目はまだ未入手ですが、今月中に入手することは確実です。

何度も書いているように、このシリーズは人情時代小説です。毎回訳アリな人々が舞台となる縁切り寺「慶光寺・橘屋」を訪れ、抱えているトラブルを相談していきます。そして、それを主人公の浪人・塙十四郎と、橘屋の女主人・お登勢が解決していくのです。
ジャンルとしては現代小説における探偵ものと言えるでしょうか。要は人助けをするわけですからね。

一応完結しているこちらのシリーズですが、今年9月に新作が書き下ろし刊行される予定だとか。となると、あと9ヶ月連続でこのシリーズの文庫本を買わないといけないんですね。
毎月読むものがあると思うと、嬉しくて仕方ないhappy01

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2016年12月23日 (金)

やしきたかじんの評伝が文庫化

来月に小学館文庫より刊行される『ゆめいらんかね やしきたかじん伝』(著者:角岡伸彦)。2014年に亡くなった歌手・タレントのやしきたかじんさんの評伝です。
生い立ち、歌手デビュー、タレント活動、闘病生活など様々なエピソードが紹介され、たかじんさんの実像を描くという内容です。文庫化にあたり、加筆・改訂がされているということで、これは読まないといけない!と思いました。
すでに各種メディアでたかじんさんのエピソードは数多く紹介されてますが、まだまだ知らないことがいっぱいあります。本書で初めて明かされるエピソードも多いでしょう。

たかじんさんに関係する書籍は彼の死後に本書を含め、4冊刊行されています。今のところ、文庫化が実現したのは『ゆめいらんかね やしきたかじん伝』のみです。
賛否両論となった百田尚樹が著した『殉愛』の文庫化は厳しいかな?内容的に相当問題アリのようだし、遺族から出版停止の訴訟を起こされてるので、難しそうです。
むしろ『殉愛』に対する批評本である『百田尚樹『殉愛』の真実』の方が文庫化されそうですね。

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2016年12月11日 (日)

復刊されたショートショート集

先月に角川文庫より刊行された赤川次郎の『踊る男』。
元は1986年に新潮社より刊行されたもので、後に同社から文庫化されましたが、絶版となっていました。そして、先月に角川文庫より復刊されたのです。
『踊る男』はショートショート集です。文字通り、短い小説が計34編収録されています。ⅠとⅡの2部構成となっており、Ⅰは全作登場人物が「僕」と「彼」の2名のみ(ただし、Ⅱにも一作だけですが登場します)、Ⅱは一作を除いて全作登場人物が異なる形式となっています。
どれも面白いですが、Ⅰは毎回同じくだりがあるのが特徴で、ここを読むたびに「またこの展開かい」と突っ込みたくなりますcoldsweats01簡単に言えば、「僕」がとあるバーに入っていくと「彼」が必ず指定席に座っている、そして「僕」のために「彼」が水割りを注文するのです。
私が読んだのは新潮文庫版です。読んだのは今から15年以上前です。それからしばらくして、絶版となったのは非常に残念でした。今回の復刊は作品のファンとして嬉しく思いますね。

おそらく本書の姉妹作であるショートショート集『勝手にしゃべる女』もいずれ角川文庫より復刊されると思います。
どちらも秀逸ですから、まだ未読の方はぜひお読みください。赤川ワールドを堪能できますよー。

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2016年11月29日 (火)

待望の文庫化『山口組 分裂抗争の全内幕』

昨年12月に刊行され、ベストセラーとなった単行本『山口組 分裂抗争の全内幕』が来月に文庫化されることとなりました。
単行本の刊行からちょうど1年経ったところで文庫になるわけですが、これは嬉しい限りです。単行本は1380円と若干高価だったため、購入をためらっていました。が、このたび文庫となって安く買えることになったので、「無理に買う必要はなかった」と喜んでいますhappy01

内容としては単行本とほぼ同じようですが、改定された箇所もあります。その中には、現在の山口組から分裂して結成された神戸山口組の最高幹部であり、分裂抗争のキーマンと言われる人物のインタビューも含まれています。おそらく出版元が同じである『山口組分裂「六神抗争」365日の全内幕』からの抜粋になると思いますが、この箇所だけでも読む価値ありですね。

気がつけば、分裂から早くも1年と3ヶ月が経過しました。一時期と比べると、抗争事件はやや収まった感がありますが、裏では火種がずっとくすぶり続けているものと思われます。
いつ着火して大爆発となるのかわからないですね…。くれぐれも一般人が被害に遭わないでほしいと思います。

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2016年11月15日 (火)

7巻目に突入:『隅田川御用帳』シリーズ

作家・藤原緋沙子の代表作『隅田川御用帳』シリーズ。2002年に廣済堂文庫から刊行が開始され、13年刊行の第16巻目にて幕を閉じました。
今年5月より光文社文庫より再刊が開始されました。再刊にあたり、作者自身による大幅な加筆が施され、新たな幕開けとなったのです。
今月、第7巻目の『春雷』が再刊されました。今日から読み始めていますが、やはり面白い。これだけ質の高い人情時代小説は、他にないと言っていいと思います。
人情ものなので派手なシーンはほとんどありませんが、時たま殺陣のシーンが挿入されることがあります。悪者をばっさり成敗するのは爽快感がありますね。
シリーズを通して描かれる主人公・塙十四郎と彼の勤める橘屋の女将・お登勢との淡い恋物語は、この巻でも描かれております。前作の第6巻から橘屋で働き始めた女中・野江が十四郎の亡き許嫁に似ていることから、十四郎とお登勢の間にも何やら微妙な空気が漂って…。
今後の作品におけるこの二人の動向からも目が離せないです。

『隅田川御用帳』シリーズの再刊は来年8月までとなっています。その翌月にはシリーズ最新刊が刊行されるとのことで、まだまだ続くわけですね。
そういうわけで、あと1年間毎月時代小説を読むことになりました。来月刊行の第8巻目も楽しみですhappy01

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