音楽

2017年4月17日 (月)

CD鑑賞記 ザ・カバーズ ~ジャズ・スタンダード~/フランク永井

2014年に発売された二枚組企画アルバム『ザ・カバーズ ~ジャズ・スタンダード~』。
歌手・フランク永井が生前にカバーしたジャズ・スタンダード全50曲という、ボリューム感たっぷりのアルバムです。
一般的に、「フランク永井=ムード歌謡の歌手」というイメージがあると思いますが、もともとの原点はジャズであり、歌手としてのデビューもジャズのカバー(「恋人よ我に帰れ」本作にも収録されています)でした。本作はその証明とも言えます。
収録されているのは「ムーン・リバー」、「テネシー・ワルツ」、「トゥー・ヤング」、「夜のストレンジャー」、「サン・トワ・マミー」、「枯葉」などなど。まさにジャズ・スタンダードであり、それらを流暢な英語(※)で歌っております。それに加えて、フランク最大の持ち味である低音。もう何も言うことはないですね。
※フランクは歌手デビュー前に進駐軍のクラブ歌手をしていたため、英語に堪能でした
二枚ともラストはライブ音源となっています。MCも収録されているのですが、軽妙なトークを披露しています。これも今となっては貴重な記録でしょうね。

収録曲だけでなく、ジャケットに写る白いタキシードを着こなした姿やブックレットの裏カバーに写る愛犬とたわむれている姿も素敵です。とても幸せそうな表情をしています。
こんなにいい表情をしていながら、後に自殺未遂をするのですから、人の人生ってわからないものですね…。

話はそれましたが、本当にいいアルバムです。これぞ極上のジャズボーカル集と言っていいでしょう。
ジャズは昔から好きですが、なんとなくジャズボーカルは敬遠していました。しかし、本作を聴いたことにより、ジャズボーカルの魅力を知ることができました。
いずれはフランク永井以外のジャズボーカリストも聴いてみます。

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2017年4月 3日 (月)

DVD鑑賞記 LICENSE TSUYOSHI NAGABUCHI LIVE '87

今年3月8日にユニバーサルミュージックより発売された計122枚のDVD。「“進化版”DVDキャンペーン 2017」の一環として、3ヶ月限定生産で廉価版として再発売されました。
そのうちの1枚である『LICENSE TSUYOSHI NAGABUCHI LIVE '87』。歌手の長渕剛が1987年に行ったコンサート・ツアー「LICENSE」の模様を収録しています。
現在、正規で入手できる長渕のライブ映像では一番最古のものとなります。

かつて、この作品がまだビデオカセットとして発売されていた頃にレンタルビデオよりダビングしたものを所持していました。何度も何度も繰り返し見ておりましたが、ビデオデッキの故障と共に見る機会を損失していました。
ところが先月中旬にCDショップに立ち寄ったところ、本作が廉価版DVDとして再発売されていたことを知りました。「おっ。これは今のうちに買っておきたい」と思い、家に帰ってからアマゾンで注文しました。なぜ、そこで買わなかったのは、アマゾンの方が安く買えるからですsmile

届いたDVDを早速再生しました。当然のことながら、見覚えのある映像ばかり収められています。が、ビデオカセットで見ていた頃の熱い思いが甦ってきましたねー。当時31歳と若さあふれる長渕の姿、今では見られなくなったマイクスタンドを振り回すアクション、実力派ミュージシャンによるバンド演奏、どれもが一級品です。
また何より好きな曲ばかり収められているのがVery Good!です。「ろくなもんじゃねえ」、「泣いてチンピラ」、「勇次」、「LICENSE」、「花菱にて」…どれも名曲です。

冒頭に書いたように、3ヶ月限定生産のDVDが122枚出ております。
他の長渕のライブビデオや、同じく好きなアーティストである矢沢永吉のライブビデオも再発売されているので、そちらも期間中に購入したいと思っています。

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2017年3月18日 (土)

CD鑑賞記 ザ・カバーズ~魅惑の低音 再び/フランク永井

先月に初めてCDを買って以来、すっかり虜となったフランク永井。早くも2枚目となるCDを購入しました。
購入したのは2015年に発売された2枚組アルバム『ザ・カバーズ~魅惑の低音 再び』です。文字通り、フランクが歌ったカバー曲を計41曲収録しています。
ムード歌謡、演歌、ポップス、フォークと幅広いジャンルの曲をフランクの最大の魅力である低音で見事に歌いこなしています。まるで自分の持ち歌であるかのように。
自分の好きな曲が沢山カバーされておりました。「季節の中で」(松山千春)、「ルビーの指環」(寺尾聡)、「Goodbye Day」(来生たかお)、「そして、神戸」(内山田洋とクール・ファイブ)などなど。まさか、フランクがここまでカバー曲を歌っているとは思わなかったなぁ。
いずれ姉妹盤である『ザ・カバーズ(歌謡曲・演歌)』も買わないといけないです。こちらにも好きな曲が複数収録されてますから。

本作に収められている曲のほとんどは、本作にて初めてCD化されたものばかりです。これが実現したのは、皮肉ではありますがフランクが逝去したからでしょう。もしそれがなければ、今も幻の音源となっていたでしょうね。

フランクが歌手デビューしたのは1955年。それから85年に自殺未遂騒動を起こすまで、30年間歌手として活躍しました。自殺未遂騒動を起こさなければ、まだまだ多くの名曲をカバーしていたでしょう。
例えば美空ひばりの代表曲「川の流れのように」、これをフランクが歌っていたらどんなふうに仕上がっていたかなぁ。

なお、本作と同時に『ザ・カバーズ(ジャズ・スタンダード)』も購入しました。こちらも近日中に紹介予定です。

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2017年2月21日 (火)

CD鑑賞記 ザ・ベスト/フランク永井

1955年にデビューした歌手・フランク永井。
57年に発売したシングル「有楽町で逢いましょう」が大ヒットし、一躍人気歌手の仲間入りを果たしました。その後も「羽田発7時50分」、「東京ナイト・クラブ」、「おまえに」などのヒット曲を数多く発表しましたが、85年に自殺未遂騒動を起こし、事実上歌手を引退しました。そして、2008年に76歳で逝去しました。
85年以降、新作は発表していないものの、根強い人気があります。特に08年の逝去後は、次々にベストアルバム、企画アルバムが発売されています。
今回紹介する『ザ・ベスト』は、2013年に発売されました。「有楽町で逢いましょう」を筆頭に全20曲が収録されています。前述した3曲はもちろん、「君恋し」、「東京午前3時」、「公園の手品師」、「大阪ろまん」など名曲揃い。ラストを飾る山下達郎作詞・作曲の「WOMAN」も素晴らしいです。
これらの名曲を独特の低音ボーカルで歌いこなしています。魅惑の低音と呼ばれる所以がよくわかりましたね。

一般に「フランク永井=ムード歌謡」というイメージが定着していると思いますが、彼は非常に幅広いジャンルの曲を積極的に歌っていました。
その証拠となるのが、企画アルバム『フランク永井 ザ・カバーズ』です。2014年に2枚、15年に1枚と計3枚発売されたこちらの企画アルバムは、文字通り彼が歌ったカバー曲を収めたものですが、収録された曲の一覧を見れば、そのことは一目瞭然です。
今回紹介した『ザ・ベスト』は予想以上に満足いく内容でしたので、『ザ・カバーズ』もいずれ購入したいと思っています。

フランク永井は、完全に自分の世代(30代半ば)には馴染みのない歌手です。そんな歌手になぜ興味を持ったのかというと、10年以上前に購入したオムニバス『大阪ソウルバラード番外編』を久々に聴いたからです。
このオムニバスにフランクが歌った「大阪ろまん」が収められており、それを聴いて「フランクは他にどんな歌を歌っているのだろうか?」と思ったのです。
そして、本作をネット通販サイトで試聴した結果、ぜひアルバム全体を聴いてみたいと思いました。それで購入したのが本作というわけです。

前述したように30年以上前に活動を休止したわけですが、今もCDが発売され続けています。本当に根強い人気があるということが伺えますね。

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2017年2月 9日 (木)

CD鑑賞記 シングル・コレクション -22才の別れ-/風

1975年から5年間活動した伊勢正三と大久保一久のフォーク・デュオ、風。
ファースト・シングル「22才の別れ」がいきなりミリオンセラーとなる華々しいデビューを飾った彼らは、通算6枚のシングルを発表しています。今回紹介する『シングル・コレクション -22才の別れ-』は、それら6枚のシングルAB面を完全網羅しています。
風といえば、アルバムタイトルにもなっている「22才の別れ」がどうしても際立ってしまいますが、それ以外の曲も素晴らしいものばかりです。「あの唄はもう唄わないのですか」、「ほおづえをつく女」、「Bye Bye」…伊勢のメロディーメーカーとしての才能が存分に発揮されたことがわかる佳曲です。
伊勢が作った歌がいいのはもちろんですが、大久保が手がけた曲もいいものばかり。「約束しようよ」、「二人のための夜」、「風をたずさえて」…これらも佳曲ですね。
なお、風のシングルは全作A面が伊勢、B面が大久保の作詞・作曲となっています。

本作を購入した理由は「22才の別れ」を聴きたいがためです。昨年11月にこの曲のカバーが収められているCD『カバー コレクション・シリーズ 高田みづえ ~青春の詩を唄う~』を買いました。これで聴いた高田のカバーもいいけど、やはりオリジナルを聴きたいと思ったのです。
そして、オリジナルが収録されている本作を買ったわけですが、予想以上に満足のいく内容でした。買ってからほぼ毎日全曲を聴いているぐらいです。
収録されている曲だけでなく、粋な歌詞カードも魅力です。それぞれのシングルレコードの歌詞カードがそのまま使われているので、実際にシングルレコードを買った人々は感涙ものだったのではないでしょうか。

風は79年の活動休止後、何度かコンサートで共演することはあったものの、現在に至るまで正式な活動再開はしておりません。いつか活動を再開させることはあるでしょうか。
もしなかったとしても、彼らが発表した音楽の魅力は一生色あせないでしょう。これは確実です!

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2017年1月22日 (日)

CD鑑賞記 Paradise ~夏の恋を続けよう~/杉山清貴

1993年に発売された杉山清貴の『Paradise ~夏の恋を続けよう~』。
杉山は90年にレコード会社をバップからワーナー・パイオニア(現:ワーナーミュージックジャパン)に移籍。本作は移籍後の楽曲を収めたベストアルバムです。
杉山のベストアルバムといえば、シングル曲を中心に選曲されているものが多いのですが、本作はアルバム収録曲が中心となっています。更には他では聴けないシングルのカップリング曲も収められています。なかなか良質なベストアルバムだなぁと思いました。なお、シングル曲で唯一収録されているのはトップを飾る「LIVIN’ IN A PARADISE」です。
一番印象深いのは5曲目の「THE BIG BLUE」でしょうか。サックスを大々的にフィーチャーしているのがVery good!他、ダイドー・スボエネのCMソングだった「ROCK ISLANDS」や、杉山の醍醐味であるリゾート感を全面的に押し出した「サーフボードが折れた朝」なども佳曲であrます。

本作は93年の本発売後、長らく廃盤となっていましたが、昨年に杉山のソロデビュー30周年を記念して再発売されました。
再発売にあたり、デジタルリマスタリングによる音質向上が施されただけでなく、価格も大幅に値下げされました。購入しやすくなったのは言うまでもありません。
「ワーナーさん、ナイス!」と声を掛けたいですhappy01

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2017年1月 5日 (木)

柳ジョージが歌う「のっぽのサリー」

こんな動画を発見しました。

1992年に行われた故・柳ジョージさんのライブの模様です。
同年に発売したオリジナルアルバム『BLUESTORM』の収録曲「LONG WAY HOME」を淡々と歌ったあと、アンコールとして軽快なロック・ナンバー「のっぽのサリー」を披露しています。
このライブの模様はビデオカセット・DVDとして商品化されていますが、「のっぽのサリー」は収録されていません。おそらくライブはどこかのテレビ局で放送されたのでしょう(そこから抜粋してアップロードされたのが上記の動画)。で、その一部がビデオ・DVDに収録されたのでしょうね。つまり「のっぽのサリー」は収録曲から外されたというわけです。
生前の柳さんは積極的に洋楽をカバーしておりました。「のっぽのサリー」もその一例なんですが、できればこれも何らかの形で商品化してほしかったなー。

「のっぽのサリー」は1956年にリトル・リチャードがシングル発売した楽曲で、その後多くのアーティストにカバーされていますが、特にビートルズのカバーが有名です。
中にはビートルズのオリジナル曲と思われている方もいるのではないでしょうか。実は私自身がつい最近までそのように思ってました。まさかカバーだったとは思いもよらずcoldsweats01

とてもいい動画を発見しました。いつかこのライブが完全版となってDVD発売され、「のっぽのサリー」も収録されることを祈りながら、記事を終わらせていただきます。

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2016年12月24日 (土)

12/24にぴったりの動画

今日はクリスマスイブです。
クリスマスイブを題材とした音楽は数多くありますが、ほとんどの方は山下達郎の「クリスマスイブ」と思い浮かべるのではないでしょうか。

その「クリスマスイブ」をBGMとした動画を見つけました、これぞぴったり!と言うにふさわしい内容となっています。ぜひご覧ください。


↑はもとは2014年に公開された映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』のPR動画です。

今日は皆さん、どんな過ごし方をされてるのでしょうか。
私は特に変わりませんcoldsweats01

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2016年12月17日 (土)

ふきのとう名曲集

今年、新たに魅力を知ったアーティストといえば、ふきのとうです。
メンバーの山木康世と細坪基佳が共に自分と同じ北海道人であるという共通点から、勝手に親しみを感じていますhappy01特に細坪は、今年亡くなった実父と出身地(沼田町)が同じなため、尚更親しみがありますね。
というわけで、今回はふきのとうの名曲を集めてみました。

白い冬(1974)

記念すべきデビュー曲。タイトルからして、北海道を連想させます。
ふきのとうの楽曲の大半は山木、細坪それぞれが作詞・作曲をしていますが、この曲の作詞は第三者によるものでした(二人の大学時代の同窓生だそうです)。

風来坊(1977)



「白い冬」以降、ヒットに恵まれなかった彼らが久々にヒットさせたのがこの曲。個人的に一番好きな曲です。
1997年ごろでしょうか。当時、北海道ローカルのテレビ番組にレギュラー出演していた細坪が番組内でこの曲を披露していたことを覚えています。

春雷(1979)



おそらくふきのとうにとって、最大のヒットとなったのがこの曲です。山木の実母が病に倒れ、回復を願う意味で作られたのだとか。
また、この曲で初めて当時の人気音楽番組『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)に出演を果たしています。

やさしさとして想い出として(1980)



通算15枚目のシングル曲。ヒットはしなかったものの、これも代表曲の一つです。
複数のアーティストにカバーされています。

輝く朝に~ABRAXAS~(1991)



通算28枚目のシングルかつ、ふきのとう最後のシングル曲。更に唯一のタイアップ(日本テレビ系ドラマ『花友禅』主題歌)曲です。
タイアップ曲とはいえ、上記4曲と比べると、格段に知名度が低いですが、これも名曲の一つです。

以上、5曲を紹介しました。
すでにふきのとうは活動していませんが、山木・細坪ともにソロ活動を続けています。一度はどちらかのライブに足を運びたいですね。

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2016年12月 6日 (火)

CD鑑賞記 決定盤!!ドライヴ・ミュージック~インスト編ベスト

2010年5月にポニーキャニオンより発売された二枚組オムニバス『決定盤!!ドライヴ・ミュージック~インスト編ベスト』。同社が所有する音源から、文字通りドライブの時に聴くにふさわしい楽曲を厳選収録しています。
ジャンルはいわゆるフュージョンであり、サブタイトルに書かれているように、収録されている曲は全てインストゥルメンタルです。収録されているアーティストはカシオペア、パラシュートが中心となってますが、元T-スクェアの宮崎隆睦やまだ若手ながら実力派トランペッターとして知られる市原ひかり、そしてベテランの鳥山雄司と佐藤準なども収められています。
中でも本作で初めて聴いた市原の「一番の幸せ」は、伸びやかなトランペットが心地よかったです。これが彼女にとってのデビュー作になるのですが、この時点で技巧派であることがわかります。本作の入手を機に、他の音源もぜひ聴いてみたいところです。

そして、メインであるカシオペアとパラシュート。どちらも日本を代表するフュージョンバンドとあって、どれも秀逸。スタンダード・ナンバーはもちろん、隠れた名曲も収められており、バラエティに富んだ内容となっています。
フュージョン系のオムニバスとしては、高く評価できる内容と言えると思います。

なお、本作は今年9月にジャケット写真のみ変えて、再発売されています。
私が入手したのは2010年発売のオリジナル盤です。こちらの方がネット通販で安く買えたのでsmile
店頭では再発売盤の方が入手しやすいと思います。どちらを選ぶかは、あなた次第(?)です!

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